人間の一生には一瞬の無駄もない、
なんて・・・20代のとき、30代のときに信じられませんでした。私はずいぶん寄り道をしたな、とおもっていましたので。

一番ムダな時間を過ごしたとおもっていたのは、24歳から25歳のときです。私は外交官としてナイジェリアの日本大使館に赴任しておりました。当時の役職は、文化広報担当・三等書記官。

ツインセブンセブンというナイジェリアの音楽家を日本に招いたり、ナイジェリア古美術展をいまはなき西武美術館で開催したり。日本からは文化人類学の川田順造先生や、評論家の三浦雅士先生、さらには世界的に著名な和太鼓奏者の林英哲先生を招いて、文化交流をはかるのが仕事。

仕事は面白かった。ほんとうに。
でも経済学修士をとったにも関わらず、文化担当の仕事を何年もやらなくてはならないことをかんがえると、気分は暗くなりました。朝起きて、アフリカの突き刺すような太陽光を浴びるたびに、「ここは私のいる場所ではない」という強烈なメッセージを感じたのです。

自分の気持ちに嘘をつくことはできません。

その後、私は役所を飛び出し、ビジネスの世界にどっぷりと浸かってきました。
その結果、いまの私があるわけなのですが・・・20年近くたって・・・私の人生ので最も無駄だったとおもった仕事に、ふたたび興味を惹かれ、舞い戻っています。

どんな無駄に思える瞬間にも、意味はあるのですね。

このサイトもはじめたばかりなので、いまは私の作品をメインにフィーチャーしております。しかし将来的には、私の作品の比重を少なくし ― 才能あるクリエイター、アーティストを世界に繋ぐサイトにしたいとおもっております。

このサイトにおける私の役割は・・・
ふたたび文化担当広報官 ― Cultural Attaché (カルチュラル・アタッシェ)
となります。